KOFシリーズ・謎の時間(byおえっぷさん)について

作成者:MOT
作成:2003/6/2
更新:2003/9/6
最終更新:2003/10/17(文章を少し整理)

[謎の時間(byおえっぷさん)]

(謎の時間はおえっぷさんのサイトで詳しく研究されています。以下の文は僕なりの分析です。)
KOFシリーズでは、通常技を出そうとしてボタンを押すと実際に技を出すまでに数フレーム時間がかかります。
つまり、通常技が出るまでにボタンが押されてからタイムラグがあるんです(これをおえっぷさんは謎の時間と命名されてました。)
しかし通常技は先行入力が認められるため、通常技>一瞬の隙も出さずに通所技を出すことは可能です。
この謎の時間とは一体なんなのかといいますと、おそらくは同時押しの猶予時間だと思われます。

[謎の時間=同時押し猶予時間説の説明]

一旦何かのボタンが押されるとそこから少しの時間(’94・’95の頃は3フレーム分)入力(攻撃避け・投げ・特殊技・必殺技など)を待って行動を受け付けていると思います。
ここでボタンの同時押し(A+B・A+B+C・C+Dなど)および必殺技・超必殺技が認識されるとさっきの入力待ち時間が経過していなくてもその動作が発生します。
投げ技・特殊技・通常技は3フレーム後の状況で成立します。

ネオジオはボタンが4つと格闘ゲームとしては多くないのに特殊動作は多く、同時押しでその特殊動作を出すことが多いです。KOFシリーズもその典型といえます。おそらく開発者の方々は同時押しをする際の失敗は防ぐという目的で同時押し猶予時間=謎の時間を作られたのではないでしょか?

[謎の時間の影響]

・確定状況で連続技を決めようとして近距離立ちC>+Bとつなげようとしてレバー+Cのあとレバーをに入れるのが早いと近距離立ちCのつもりがC投げになったりする。
・’95のテリーで+Cの後、3F以内にレバーをに入れれば特殊技のバックナックル(+C)が出る。
・また、+Cを入力して、3フレーム以内ににすれば立ちCが出る。

[謎の時間の影響(KOF’94・’95でのパワーためキャンセル編)]

・パワーためを一瞬でやめるとCボタンの技が暴発することを利用して弱攻撃>パワーためキャンセルC攻撃という擬似キャンセルをしようとした時、弱攻撃のヒットストップの最後の方でABC同時押し(一瞬)に成功しないとC攻撃が出てくれない。

[謎の時間の影響(KOF2002でのクイック発動編)]

・クイック発動時はヒットストップの後の方にクイック発動をかけてしまうと通常技が出てしまう。
・BC同時押しはBボタンの方が優先順位が高いため、必ずBボタンの技が出てしまう。
・アルカディアいわくヒットストップの短い技は必ず通常技が暴発してしまうようで、C>Bのずらし押しをすることで最初のCボタンの通常技を暴発させられるらしい。

[謎の時間・そのフレームは?]

・KOF’94・’95の頃は3フレーム。
・KOF’96以降は不明。

[その他]

・基本的にKOFシリーズでは、入力時において「ボタンの認識をする>今一番優先順位の高い行動をすると決定する>内部的に結果発生>グラフィックに現れる」という手順を踏んでいるみたいです。
・’96を境に、通常投げ・(ダッシュ)・(飛びのき)の先攻入力が認められるようになり、リバーサルで出せるようになりました。(CPUは’94・’95の頃もリバサ通常投げという無茶なことをしてましたが)

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